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【誰でもできる!】普通の年収300万円OLが30代で3,000万円を貯めて「ゆるFIRE」した方法【FIRE,セミリタイア】

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ぱすたお
ぱすたお
こんにちは!ぱすたおです。

今回は、「ゆるFIRE」がテーマの記事になります。

Contents

はじめに

先日、こちらの「ゆるFIRE・アラサーdeリタイア」というYouTubeチャンネルやブログを運営されている「ちー」さんが書籍を出版されました。

その名も「ゆるFIRE」という何とも可愛い名前ですね。

ちーさんは、現在のご自身のライフスタイルを「ゆるFIRE」と表現されていて、ご自身のFIRE後の生活や資産形成方法などについて情報発信をされています。

本書でも「ゆるFIREとは?」という基本の部分から、具体的に「どうしたらゆるFIREできるか」という手法の部分についても書かれていました。

この「ゆるFIRE」のスタイルは私たち家族が目指す形とも似ていて、これは多くの方の参考になるお話だと思ってので、「紹介してもいいですか?」とちーさんに確認したところ、ご快諾を頂いたので今回ご紹介させて頂きます。

今回の内容

という事で、今回の記事の内容です。この流れで説明します。

◎ちーさんのプロフィール
◎ゆるFIREについて
◎印象に残った部分の解説
・CHAPTER1 ゆるFIREのキホン
・CHAPTER2 本業✖︎副業で稼ぐ
・CHAPTER3 ミニマルライフで貯める
・CHAPTER4 投資信託で増やす
・CHAPTER5 いよいよゆるFIRE!

この記事を読めば、本書の魅力が理解できて「こういうやり方なら自分にもできそう!」と思える様になると思いますので、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。

ちーさんのプロフィール

まず著者のちーさんについて簡単にご説明します。

著者のちーさんは、会社を辞めて資産収入と個人事業の収入で生活をされている30代の女性の方です。

YouTubeチャンネルやブログも運営されているので、既にご存知の方も多いと思います。

ちーさんのキャリアについてですが、学生時代に建築を学ばれていた事もあり、大学卒業後は建築系の会社に就職されます。

入社時の職種は事務職で、その頃は年収300万円の普通のOLだったそうです。

ただ、そこから資産形成を頑張って、節約・投資・本業の昇進・副業などで資産を拡大して、30代前半で資産3,000万円を貯められます。

そして、資産収入と個人事業の収入で生活していける目処が経ったため、3年前に会社を辞めてリタイア生活を始められました。

現在はブログ・YouTubeなどの個人事業に取り組みつつ、毎日やりたい事に時間を使う「ゆるFIRE」生活を楽しまれているという事です。

投資も継続されていて、現在の資産は約6,000万円程です。
最近の相場が良かった事もあってか、かなり資産額を伸ばされていますよね。

それと、時間ができて会社員時代よりも個人事業に取り組めるようになった事で、個人事業の収入も増えてきたという事でした。

こうなると資産収入への依存度が減るので、かなり盤石ですよね。

以上がちーさんのプロフィールについてです。

「ゆるFIRE」について

次に、本書のテーマである「ゆるFIRE」についてお話しします。

ゆるFIREというのは、会社を辞めた後の生活費の全てを資産収入で賄うのではなくて、不足分を労働収入や事業収入で賄っていくというスタイルの事です。

よくFIRE界隈で言われるサイドFIREやセミリタイアと同じですね。

一般的なFIREは多くの人にとって実現困難

ちーさんは、最近FIREという言葉が流行ってきて目指す人も増えたけど、一般的な資産収入だけでFIREするスタイルの場合、必要金額はすごく多いしあまり現実的じゃない。

FIREを目指す人は、貯蓄率を70%〜80%に設定している人が多いけど、それをするには「高収入+過度な節約生活」を送らないと無理だししんどい、と仰られていました。

ゆるFIREであれば多くの人が実現可能で満足度も高い

ただ、ちーさんが実践している「ゆるFIRE」であれば、もし生活費の半分を労働収入や事業収入で賄える場合、単純に考えると普通のFIREの半分の資産額で達成可能になります。

これなら資産形成期もそこまで無理せず楽しく資産を増やせるし、実践しているちーさん自身すごく満足度も高くてオススメできると感じられているそうです。

そこで、FIREを目指す多くの人に「こういうスタイルもあるんだよ!」と伝えるために本書を書かれたという事でした。

以上が、本書のテーマである「ゆるFIRE」についてです。

自分が印象に残った部分の解説

次に、それぞれの章で自分が印象が残った部分をいくつか紹介します。

本書の概要

構成

本書は以下の構成になっていて、ゆるFIREの概要から、ゆるFIREを目指す過程でやっていけばいい事を順番に解説されています。

・CHAPTER1 ゆるFIREのキホン
・CHAPTER2 本業✖︎副業で稼ぐ
・CHAPTER3 ミニマルライフで貯める
・CHAPTER4 投資信託で増やす
・CHAPTER5 いよいよゆるFIRE!

特徴①:3パターンの人物ごとの解説

この過程を、本書では3パターンの人物に分けて解説されています。

  1. まったりため上手さん:稼ぐことは苦手だけど貯めることは得意
  2. キビキビ稼ぎ上手さん:稼ぐ事が得意で貯める事が苦手
  3. スッキリムダなしさん:稼ぐも貯めるも両方頑張れる

このように、自分に似ているパターンを当てはめながら読み進める事ができるのも、本書の大きな特徴の一つだと思いました。
ちなみに、ちーさんは③スッキリ無駄なしさんだったとの事です。

特徴②:イラスト、図解が多く初心者にも優しい

イラストや図解も多いので、本を読み慣れていない人も楽しく読める様になっています。
次から、各章で印象に残った部分を解説します。

CHAPTER1 ゆるFIREのキホン

まずゆるFIREの基本という事で、いくつかゆるFIREの目安となる数字を紹介します。

貯蓄率は50%を目標にする

まず、目標とする貯蓄率についてです。

ご存知の方も多いと思いますが、貯蓄率は「収入のうち何%を貯蓄に回したか」を表している数字です。

収入が300万円あって、90万円を貯蓄に回せたら貯蓄率は30%になります。

この貯蓄率について、ちーさんは貯蓄率50%を目標にしてほしいと仰られていました。

理由としては、これくらいやらないとFIRE達成が老後になってしまって、もはやFIREじゃなくなってしまうからという事でした。

必要なのは人よりちょっと多い努力だけ

貯蓄率50%というと高く感じられるかもしれませんが、総務省の出している家計調査によると、一人暮らしの生活費は家賃を除いて13万円という事でした。

これに家賃として5万円を加えると月に18万円になって、年間にすると約220万円になります。

日本の平均年収は433万円で、手取りは330万円くらいなので、もし平均年収の人が普通の暮らしをしたら、110万円が残る事になります。この時の貯蓄率は約33%ですね。

これだと目標の50%には少し足りないので、少し頑張って支出を毎月15万円に抑えて年間180万円に、収入を毎月3万円程度増やして年間360万円にするとします。

そうすると、360万円の収入に対して半分の180万円を貯められた事になるので、貯蓄率は50%になります。

これは決して無理な事じゃなくて、少し頑張れば今月・来月からでもできる話だと思いました。

ちーさん曰く、資産形成に必要なのは「人よりちょっと多い努力だけ」という事で、そんな無理して何かを大きく変えなくても十分にできるんだよと仰られていました。

2.5%ルール

それとこの章でもう一つご紹介したいのが、2.5%ルールです。

FIREについて調べた事がある人なら、4%ルールという言葉を聞いた事がある人も多いと思います。

4%ルールって何かというと、貯めた資産をS&P500や高格付の社債などに投資をすれば、毎年4%までなら資産を取り崩しても高確率で死ぬまで資産を枯渇させずに運用できるものです。

詳しくは私の過去動画か、他の4%ルールについて解説している記事や動画をご覧頂ければと思います。

この4%ルールは過去の実績を元にして計算していますが、現代でも有効であると言われています。

ただ、ちーさんはリタイア後の資産取り崩しについて、4%はちょっとやり過ぎで怖いと仰られていました。

例えば、株式市場は度々暴落に見舞われますが、その時には直近の高値から30%〜50%程度下がる事もあります。

仮に3,000万円の資産を用意して、毎年4%の120万円を取り崩すとすると、もし50%の暴落があった時には1,500万円まで減少した資産から120万円を取り崩す事になります。

補足ですが、資産取崩しには、取り崩し金額をリタイア時の資産で計算する「定額取り崩し」と、取り崩し金額をその時点の資産額で計算する「定率取り崩し」の2種類がありますが、ここで話しているのは「定額取り崩し」の方になります。

1,500万円から120万円の取り崩しになると、割合は8%にもなるので、とてもじゃないですけど取り崩す勇気は出ませんよね。

そこでちーさんがオススメしているのが、2.5%ルールです。
資産売却後の税金を考慮しても、2%ちょっとが資産収入で得られます。

そして、残りの不足分を労働収入や資産収入で賄っていくのが、ゆるFIREのスタイルという事でした。

資産取崩しに関しては色々な考え方がありますが、精神的な安心感で考えると2.5%というのはかなりゆとりがある数字だと思いますね。

この辺の考え方について詳細は本書を見て頂きたいんですが、重要なのは資産収入だけに依存し過ぎると怖いという事ですね。

生活費を抑えたり、労働収入・事業収入を増やす事で、ゆるFIREできる時期も早くできますし、その後の安心感にもつながると思います。

以上が、CHAPTER1 ゆるFIREのキホンについてです。

CHAPTER2 本業✖︎副業で稼ぐ

次にCHAPTER2 本業✖︎副業で稼ぐについてです。

副業はあくまで副業!本業で稼ぐ事を最優先に考える

ここでちーさんが仰られていたのが、「副業はあくまで副業!本業で稼ぐ事を最優先に考える」という事です。

ちーさんは元々事務職で働かれていましたが、事務職だと収入が400万円くらいが限界だったため、資格を取得して社内の専門的な職種へ移ったそうです。

その結果、収入を20代後半で400万円、30代で500万円と上げられます。

副業で成果を出すのは時間も掛かりますし難しい部分もあるので、まずは本業の方で収入を上げる努力をすべきという事ですね。

ただ、もし努力が反映されない会社の場合は、努力が報われる会社に転職も検討すべきだと仰られていました。

本業は一番安定して入ってくる収入源ですし、大事ですよね。

副業で更なる収入アップを目指す!

本業で安定した稼ぎを増やせたら、次にやる事が副業で更なる収入アップです。

本業の収入は辞めたら無くなりますが、副業はゆるFIRE達成後の貴重な収入源にもなるので、本業の仕事を辞める前から副業収入も確保できるようにしておくほうが安心だと仰られていました。

副業は継続できるものを選ぶ

ちーさんの場合、副業は楽天ポイントを貯めるポイ活から始まり、資産形成の知識を発信するためにブログを開設されたとの事です。

最初は稼げなかったけど、続けるうちに少しずつ稼げる様になって、月に3〜5万円くらいの収入にはなったそうですね。

個人で行うビジネスは、最初は全く稼げなくて挫折しそうになるけど、コツコツと続けていけばいつか報われるので、細々とでもとにかく継続する事が大事だと仰られていました。

  • 情報発信系:ブログ、YouTube
  • 販売系  :せどり、オリジナル商品の販売
  • 請負系  :ライター、動画編集、プログラミング、単発バイト

副業は色々な種類があるけど、とりあえずいくつか手を出してみて続けられそうなものをやれば大丈夫です。

オススメはブログとポイ活

ただ、「そうは言っても何から始めて良いのか分からない!」という人は、ブログとポイ活がオススメだそうです。

ブログ

理由は、ブログは自分の名刺代わりになるからという事でした。

実際、ちーさんもブログを見た企業から連絡が来て仕事をもらう事もあるそうで、ブログを中心に他の仕事に発展する事もあると仰っていましたね。

ポイ活

また、ポイ活は誰でもすぐできて稼げるからおすすめだそうです。

特別なスキルがなくても、誰でも月に1万円〜2万円であれば難なく稼げると仰られていました。

特にちーさんは、楽天経済圏を利用して楽天ポイントを貯める事をされているそうです。

楽天経済圏が何かというと、生活の様々なシーンで楽天の提供するサービスを使って、ポイントを効率的に貯めたり使ったりする事です。

楽天のサービスを複数使う事で、ポイント倍率が上がって更に楽天ポイントが貯まりやすくなるという特徴があります。

ちーさんは、日常で使うサービスを楽天にまとめているためポイント倍率が高く、毎月行われている楽天お買い物マラソンという楽天市場での買い物がお得になるタイミングで買い物を行なっているとの事でした。

これだけで毎月数千ポイントはゲットできているとの事なので、かなり効果は大きいですよね。

他にもポイントサイトを利用する事もおすすめだそうです。

例えば、クレジットカードの作成や暗号資産の口座開設の場合は1件あたり数千円から数万円、不動産投資セミナーなどへの参加は1〜3万円分のポイントがもらえるという事です。

ただそうは言っても、やっぱり副業で稼ぐのって難しそうと感じる人が多いらしく、ちーさんのところにも副業で稼ぐ部分で苦戦している人からの問い合わせが多いそうです。

その結果、収入が少ない状態でも、収入を上げずにその分を投資で多く増やそうと考える人が多いとの事でした。

ただ、一般人が資産運用で得られる収益は年利5%と言われていますし、それ以上のリターンを求めるとハイリスクな投資になりがちなので、少しずつでも良いから稼ぐ力の強化に取り組んでほしいと仰られていました。

収入や資産が少ない時ほど、一攫千金を狙ってハイリスクな投機に手を出しがちなんですよね。

自分も過去にこんな風にやらかした経験があるので、ここは非常に共感でした。

以上がCHAPTER2 本業✖︎副業で稼ぐについてです。

CHAPTER3 ミニマルライフで貯める

次にCHAPTER3 ミニマルライフで貯めるについてです。

この章では貯蓄を増やすコツについて書かれていたんですが、ここではミニマルライフについてご紹介します。

ミニマルライフとは?

ちーさんはお金を貯めるにあたって、節約ではなく「ミニマルライフ」をオススメされています。

ミニマルライフとは、「無駄を省き、より合理的に機能的に生活すること」だそうです。

この考え方は、ちーさんが建築家の学生をされていた頃から一番好きな建築家である「ミース・ファン・デル・ローエ」の思想からきているとの事でした。

この方は、Less is more(少ない方が豊か)という言葉を残されていて、産業革命以前のたっぷりの装飾を施した芸術性が評価される建築ではなく、量産を念頭に装飾を徹底的に排除して、無駄を省いて合理性・機能性を追求した建築のデザインをされた方だそうです。

これには、人口が増加する中で手間のかかる芸術性ではなく、いかに手間を省いて量産するかという工業性が求められるようになったという歴史的な背景もあったらしいです。

2種類の節約

ちーさんは、節約には2つの種類があると仰っていました。

1つ目はお金の節約、2つ目は時間の節約です。

ミニマルライフは、「お金」と「時間」この両方の節約を目指すものだという事でした。

節約というと、一般的にはお金の節約がフォーカスされがちですが、資産形成中は稼ぐことにも時間を割かなくてはならないので、時間の節約も非常に重要になります。

そのため、節約としてメジャーな「お弁当作り」や「水筒の持参」という節約を、ちーさんは敢えてされていませんでした。

これらを準備する時間と、洗う時間を考えたらそこまで効果はないのではないか?と思われたとの事でした。

そう思ってからは、お昼は食べないか、会社の近くのコンビニかお弁当屋で買う、飲み物は箱買いして会社に直接送って常備するようになったそうです。

こうする事で、手間はもちろん通勤時の荷物も大幅に減らすことができたと仰られていました。

世間一般で言われている節約方法が、自分にとって100%正しいとは限らないので、そこは自分に合った方法をやるべきという事でした。

過度な節約は禁物

また、ちーさんはお金の節約・時間の節約どちらであっても、過度な節約はおすすめされていませんでした。

理由は、資産形成に一番必要なのは継続することなので、ストレスが多くて途中で嫌になってしまったり、物欲が爆発してしまったりしては本末転倒だからですね。

そのため、多少ゆるくても良いからずっと続けていく事が一番重要だと強目に書かれていました。

貯める前に散財期を設けるべき

それと、本格的に「貯める」フェーズに入る前に、散財機はしっかりと設けておく事をおすすめされていました。

どうしてかと言うと、下手に散財を我慢していた人で、大人になってから欲が爆発してしまう人は多いからだそうです。

ですので、長い目で見たら物欲はなるべく若いうちに発散させておいた方が、その後長く続く資産形成期が上手くいく可能性は高いと仰られていました。

確かに、子供の頃に抑圧されてきた反動が大人になって出ちゃうってめちゃくちゃあるあるですよね。

私も家でゲームができなかったので、大学で一人暮らしをしてからめっちゃハマるという経験があって、それと似てるなと思いました。

皆さんもそんな経験ありませんかね?
以上がCHAPTER3のミニマルライフで貯めるについてです。

CHAPTER4 投資信託で増やす

続いてCHAPTER4投資信託で増やすについてです。
この章では、具体的にどうやって資産運用をしていけばいいのかについて書かれていました。

生活防衛資金を残して投資しよう

貯蓄ができるようになって投資できるお金が貯まったら投資を始めますが、まず前提として手持ちの資金を全額投資に回してはいけないと仰っていました。

不測の事態に備えて生活防衛資金は確保しておいて、それ以外のお金を投資に回すという事ですね。

生活防衛資金の金額は人によっても異なりますが、ちーさんの場合は100万円だそうです。

もし仮に今の仕事がなくなって収入が途絶えても、生活を立て直すのに必要なお金というのが生活防衛資金の基本的な考え方だという事でした。

投資先は株式一択

その上で、ちーさんは投資先は株式一択で考えられているそうです。

理由はシンプルに、長期的に見たら株式が最も成長している資産クラスだからですね。

具体的に言うと、今は投資信託の積み立てをメインにされているそうです。

ここ数年でインデックス型の投資信託の手数料が劇的に安くなった事と、自動で積み立てや分配金再投資まで行う機能が付いて優秀という理由と仰られていました。

個別株もやられていた様なんですが、数年前から個別株への投資はやめて、ほぼ投資信託の積み立てだけに移行しているとの事です。

プロに任せてゆるく運用するだけで十分

ちーさんの投資歴は15年以上になるんですが、その経験から「株取引は心理戦である」「資金は多ければ多いほど有利」だと悟ったそうです。

つまり、経験も少なく資金も少ない個人投資家が、経験豊富で資金も潤沢な機関投資家に勝てるはずがないという事ですね。

だから、投資は投資信託をメインにしてプロに任せてゆるく運用するだけで十分という結論に至ったそうです。

ちーさんも個別株の売買をしていた時は、常に株価が気になって集中できず、買ったら下がるし売ったら上がるしで、常にストレスを感じていたとの事でした。

これめっちゃ分かりますね。
個別株にもゲームと同じで物欲センサー付いてるんじゃないかと思うくらい裏切られますよね。

投資の非課税制度を使ってお得に運用しよう

また、インデックス型の投資信託を購入する際は、まずは非課税制度の利用を検討すべきと仰られていました。

理由は、投資の運用益には通常約20%の税金がかかるんですが、NISAやiDeCoなどの非課税制度を使えばそれがかからないからですね。

なので、まずは非課税制度を全て使う事を考えるべきという事でした。

その中でも優先順位はこちらの通りです。

  1. 非課税で運用できる一般NISAかつみたてNISA
  2. 非課税かつ所得税控除のある確定拠出年金(iDeCoもしくは企業型DC)
  3. 特定口座の源泉徴収あり

NISAとiDeCoについて、ちーさんは楽天証券を使われているとの事でした。

特に楽天カード決済を利用しての投資信託の積み立ては非常にお得なので強くオススメされていました。

ご存じない方もいると思うのでご説明すると、楽天カードで投資信託を買うと毎月50,000円を上限に1%の楽天ポイントがもらえます。

つまり、資産形成をしながら毎月500ポイントのポイント還元も受けられるやらなきゃ損なサービスなんですね。

SBI証券やマネックス証券など、他の証券会社でも同様のサービスは始まっているので、もし投資額が大きい人の場合は両方使うこともアリだと仰られていました。

「自分の分身」である金融資本を育てるのは楽しい!

こういう風に貯蓄や投資をしていくと、自分の金融資本がどんどん大きくなっていきます。

本書の中で、金融資本は「自分の分身」だと書かれていたのが印象的でしたね。

ちーさんは「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画が好きだそうで、ジョジョに出てくる「スタンド」という自分の精神の力が具現化した存在があるんですが、金融資本はまさにその「スタンド」と似ているという事でした。

ジョジョの中では、スタンドは修行をするにつれてどんどん強くなって、最終的には本体である人間の域を超えた超絶的な能力を発揮します。

金融資産もそれと同じで、育てればどんどん大きくなっていきますし、未知数のポテンシャルを秘めているんですよね。

だから、金融資本を伸ばしていくのはとても楽しいと仰られていました。
我が家もジョジョは大好きなので、なるほど!と思いながら読んじゃいました。

ジョジョが分かる方がいらっしゃいましたら、好きなキャラやスタンドとかコメントしてもらえたら嬉しいです笑。

以上がCHAPTER4の投資信託で増やすについてなんですが、これ以外にも本書では

  • ちーさんがおすすめするインデックス型の投資信託
  • 非課税枠を使い切った後の投資先
  • 理想とするアセットアロケーション
  • 資産のリバランスなどの考え方

についても書かれていたので、もう少し踏み込んで知りたい方はぜひ本書を読んでみてください。

CHAPTER5 いよいよゆるFIRE!

最後、CHAPTER5 いよいよゆるFIRE!についてです。
この章では、資産が貯まってゆるFIREが視野に入ってきたら考えるべき事について書かれています。

資産が貯まってきたら、一時停止して「ゆるFIRE」生活を本当に望んでいるか考えよう!

ここまでの取り組みを通じて、資産規模が1,000万円を超えてきたら、確認してほしい事があるという事でした。

それは何かというと、ここまでゆるFIRE達成のために資産形成をしてきましたが「それが本当に自分が望んでいる姿なのか?」という事です。

資産形成をしていく中で、それに固執するあまりに守銭奴のような生活になってしまい、気がつくと全然幸せとは言えない状況になっていた…というのはよくある話です。

もちろん、資産形成のためには犠牲もつきものですが、本当に自分が幸せになるためのものまで諦めてしまっていないかを一度確認してほしい。

それと天秤にかけて、もっと重要なものがあるのであればそちらを優先すべきですし、自分が人生で一番求めているものは何なのかを、よく考えてみてほしいという事でした。

その上で、1,000万円などまとまった資産を作れただけでも、資産形成のための習慣も身に付いているはずなので、ここから別の目標に向かって行っても、きっと明るい人生が待っていると後押しをされていましたね。

FIREに向けて頑張る中で、気付いたらFIREしなくてもいいくらい仕事もプライベートも充実してたみたいな話はよく聞くので、改めてここを考える事は非常に重要だと思いました。

ゆるFIRE後の仕事

それでもやっぱり「ゆるFIRE」したい!と思ったら、フルタイムの仕事を辞めた後の労働収入の確保について具体的に考えます。

自分に必要な分の労働収入を確保できるかどうかを、会社員を辞める前にある程度の目処を付けておくことが重要です。

例えば、次の4つのパターンを挙げられていました。

①個人事業主になる

この場合、いま行っている副業の中で一番上手く行っているものの規模を大きくしていくのがいいと仰られていました。

そうすると、ゆるFIRE後もそれで十分食べていけるようになる可能性が高いという事で、ちーさんはこのタイプだったとの事です。

②パート・アルバイト

副業があまり上手くいかなかった、もしくは続かなかったという人は、好きな業界でアルバイトとして働くのもアリだという事でした。

例えば、ちーさんの母親は、元々働いていた会社で嘱託職員として週3日くらいで働いていたそうなんですが、そういう風に働くのもいいと仰られていました。

ちーさんの母親は、フルタイムで働いて役職に付いていた時は仕事がしんどかったそうなんですが、働く時間が半分になって役職も無くなったら、とても楽しく働けるようになったそうです。

こういう風に、労働時間が短くなったり責任が少なくなったりするだけでも十分に満足できる人は結構多そうですよね。

③郊外に移住して低コスト生活を目指す

コストがかかる都会暮らしをやめて、「家賃は低いけどギリ車がなくても不自由なく暮らせる場所」で暮らすというものです。

これであれば、今よりも生活費を落とせて労働収入を少なくしても生活できるかもしれないと仰られていました。

例えば、セミリタイアの聖地と呼ばれている大分県杵築市の場合、家賃は1万円台からあるので、そういう場所でゆるFIRE生活ができたら、今ある副業収入と資産収入だけでも生計

が立てられるかもしれないですよね。

④本気の田舎に引っ越して半自給自足を目指す

これは難易度高めですが、こういう生活に憧れがある人は大いにアリだと仰られていました。

現代なら、そういう田舎暮らしをYouTubeなどで配信すれば他のビジネスに結びつく可能性もあるので、こういう生活が楽しめる人であれば理想的かもしれないですよね。

以上がCHAPTER5 いよいよゆるFIRE!についてです。

終わりに

最後に、ちーさんが最後の挨拶部分で書かれていた言葉で印象的だったものをご紹介します。

これからは多様な生き方がどんどん増えていく

ちーさんは、就職活動をしていた時は、大手企業の正社員になることを目指されていました。

でも働き始めてからは、会社員でいる以上は人生の大半を捧げても、待っているのは人並みの生活が維持できる人生かと絶望したそうです。

そこから、「いつかは資本家側になるんだ!」と決心して、少ない給料の中から少しずつ貯蓄に回していきます。

その結果、決して高収入ではないOLでも、30代前半で3,000万円というまとまった資産を作る事ができたと仰られていました。

今は正社員の肩書きを手放して、安定した労働収入は無くなったものの、それ以上の幸せをゆるFIREをした事によって得ることができたとの事です。

ちーさんの場合、いくら会社員で安定が得られたとしても、自由がない人生はまっぴらごめんだと仰っていました。

今はインターネットを通じて様々な方法でお金を稼ぐ事ができるようになって、株もネット証券で手軽に買えるようになりました。

一部の人の特権だった事が、どんどん一般人にもできるようになってきているんですよね。

そのため、今後はもっと自由な働き方をする人が増えていくのではないかと思うし、もう既にそういう時代に突入していると仰られていました。

これは非常に共感しますし、会社で縛られない生き方を選ぶ人が数年前よりも確実に増えてきていると周りを見ても思いますね。

女性にこそ、ゆるFIREをすすめたい

FIRE系の発信をしているのは男性が多い中、ちーさんは貴重な女性目線での発信をされている方です。

ちーさんは、女性にこそ、ゆるFIREをすすめたいと仰られていました。

昔は女性の方が男性より賃金も少なく経済的に不利でしたが、現代では女性であっても男性並みの収入を得られるようになってきました。

特にネット上のビジネスでは、男女の差はほぼ関係ないんですよね。

ちーさんは、女性は妊娠、出産、育児に伴う肉体的ダメージとキャリアへのダメージ、ホルモンバランスの乱れによる体力の低下など、男性と比べるとハンデが多い。

こういうハンデがあるからこそ、特に女性は資産形成をしてほしいと思っていると仰られていました。

自分の資産は自分の分身なので、何かの理由で十分に働けない時にも、自分の資産が代わりに働いてくれる。

もし、ちーさんの母親の様に、50代になって著しく体力が低下して仕事に付いていけなくなったら、辞めてしばらくゆっくりする事もできる。

レアキャラの高収入男性を探すよりも、自分で資産を作った方が遥かに簡単です。

しかも、自分の資産である以上は自由に使えるので、専業主婦よりも断然ゆるFIRE主婦を目指すことをオススメしたいと仰られていました。

実際に普通のOLだったちーさんの言葉なので、説得力があるなぁと思いました。

男女限らずですが、自分の分身である資産を育てておいて、柔軟に動けるようにしておくと、もっと楽に生きられそうですよね。

まとめ

今回は、ちーさんが書かれた「ゆるFIRE」をご紹介しました。

ちーさんの様に、資産収入に加えて事業などの労働収入も得るスタイルは我が家が目指すところでもあるので、非常に共感しました。

今回は本書の一部をご紹介しただけなので、より詳しく知りたいという方は、ぜひ本書を手に取って頂けたら嬉しいです。

概要欄に書籍のリンクも貼っておきます。

また、書籍で伝えきれなかった部分について、購入者限定の特典動画でちーさんご自身が補足説明をされていたんですが、そちらも丁寧で素敵だなと思いました。

ちーさんのYouTubeやブログでは、セミリタイア生活のリアルな姿を知る事ができますので、ぜひそちらもご確認頂くことをおすすめします。

こちらも概要欄にリンクを貼っておきます。

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!