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【投信クレカ積立1%→0.2%】楽天証券が超改悪?別サービスに乗り換えるべきか解説

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ぱすたお
ぱすたお
こんにちは!ぱすたおです。

今回は、2/1に発表されたこちらの楽天証券のサービス変更についての動画になります。

Contents

はじめに

こちらは楽天証券からのお知らせの画像なんですが、投信積立での楽天キャッシュ決済の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について、という何とも怖いタイトルのお知らせでした。

もうSNSとかで内容をざっと見ている人もいらっしゃると思うんですが、「また楽天改悪かよ!」という反応が大半を占めている印象ですね。

今回の話は多くの楽天証券愛用者にとって結構ショックな内容でもあったので、仕方ないかなと思います。

という事で、今回はこちらの楽天証券の発表内容について解説していきます。

今回の動画の内容

今回の動画の内容です。

まず、この動画の結論についてお話しして、そこから今回の変更内容と、今回の変更のポイント、今回の変更への対応という順番でお話しします。

この動画を見て頂ければ、今回の楽天証券の変更がどういうもので、自分はどう対応すればいいのかが分かると思いますので、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。

今回の動画の結論

最初に今回の動画の結論をお話しします。
今回の内容は後ほど詳しくお話しするんですが、私の結論は以下の3点です。

  • 「楽天カード」の還元率は改悪されるが、「楽天キャッシュ」は還元率0.5%と他の証券会社と同程度、且つCP期間は還元率1.0%のため一旦は静観でよし

  • 楽天カードで手数料の高い投資信託(レバナスなど)を購入して還元率1.0%、楽天キャッシュで手数料の低い投資信託を購入して還元率0.5%を狙うやり方もあり

  • インデックスファンドのみに投資をしたい人は、楽天証券は楽天キャッシュでの積立のみにして、他の証券会社の併用もしくはメイン証券の移行を検討する

なぜこういう結論に至ったのか、次から詳しく説明していきます。

変更内容

まず今回の楽天証券が発表した変更内容についてです。
今回発表されたのは大きく次の2点でした。

  1. 2022年6月下旬より、投信積立での楽天キャッシュ決済を開始する。
    8月以降のキャンペーン中は最大1%の楽天ポイントが貯まる。
  2. 2022年9月買付分より、投信積立の楽天カード決済のポイント還元率を一部変更する。銘柄によって、還元率が1%もしくは0.2%となる。

すごくざっくり言うと、一つ目の楽天キャッシュの件は良い話で、二つ目の楽天カード決済のポイント還元率の変更は悪い話です。

この2つの変更についてもう少し詳しくお話しします。

楽天キャッシュ決済開始について

楽天キャッシュ決済開始についてです。

投信積立の新たな決済方法として、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」が利用可能になります。

投信積立の上限額は5万円

楽天キャッシュを利用した投信積立の上限は月5万円で、楽天カードクレジット決済の月額5万円に加えて、投信積立資金として活用できます。

既に楽天カードで5万円積み立てをしている人は、それとは別で楽天キャッシュで5万円積み立てができるという事ですね。

これは投資余力がある人には嬉しい話かなと思います。

楽天カードからのチャージで0.5%のポイント還元

この楽天キャッシュ決済の場合、どこでポイントが還元されるかというと、楽天カードから楽天キャッシュにチャージした時ですね。

楽天カードからのチャージに限っては、チャージ額の0.5%のポイント還元が受けられます。他のカードからのチャージだと、ポイント還元率は異なるそうです。

更に、オートチャージも対応予定で、オートチャージを設定しておけば、毎月、投信積立を行うためにチャージする手間を省けるため、投信積立を継続しやすくなります。

キャンペーン中は投信積立を楽天キャッシュ決済で0.5%のポイント還元

さらに、通常は楽天キャッシュ決済での投信積立でポイントはもらえないんですが、開始後はキャンペーンを行うようで、その期間は0.5%のポイント還元が受けられます。

キャンペーン期間は2022年8月買付分〜12月買付分までの5ヶ月間ですね。

先ほどの楽天キャッシュへのチャージの還元率0.5%と、この投信積立の還元率0.5%を合わせると、キャンペーン中に限っては還元率が1.0%になるという事でした。

ただ、この1.0%の還元はキャンペーン期間のみの話で、通常時は楽天カードから楽天キャッシュへのチャージで貰える0.5%のみになるので、注意が必要です、

楽天カード還元率変更について

次に楽天カード還元率変更についてです。

変更内容

2022年9月の買付分からは、こちらの様に変更になります。

  • 変更前
    一律100円につき1ポイント(1%還元)
  • 変更後
    販売会社手数料0.4%(税込)以上:100円につき1ポイント(1%還元)
    販売会社手数料0.4%(税込)未満:500円につき1ポイント(0.2%還元)

今までの一律1%還元が凄すぎたという事もありますが、1%と0.2%じゃぁ全然違いますね。

変更後のポイント還元率は、ファンドの信託報酬に含まれる販売会社が受け取る手数料によって変わってきます。

この販売会社の手数料の確認方法や、代表的なファンドがどっちになるのかについては後ほどご説明します。

スケジュール

次に、今回の変更のスケジュールについてです。

楽天キャッシュでの積立は6月下旬以降から設定できて、8月買付分から開始になります。

還元率が最大1%とありますが、これは楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ分0.5%と、2022/8買付分から2022/12買付分の楽天キャッシュでの投信買付キャンペーン期間の還元率0.5%を合わせた数字ですね。

ですので、2023/1以降は楽天キャッシュへのチャージ分0.5%だけになります。

楽天カードについては、8月買付分までは1%還元を受けられますが、9月以降の買付分については、購入しているファンドの手数料によって異なってきます。

半年先の話で時間はあるので、いま急いで何かしなくても大丈夫ですね。

以上が今回の変更内容についてです。

今回の変更のポイント

続いて、今回の変更のポイントについてお話しします。

楽天カード決済のポイント改悪

今回の変更の注目ポイントは何と言っても楽天カード決済のポイント改悪ですよね。
これは多くの個人投資家が楽天証券を使っている大きなメリットでもあったので、かなり影響範囲は大きそうだなと思いました。

ただ、この販売会社の手数料0.4%という線引きってよく分からないですよね。

  • どの投資信託は大丈夫で、どの投資信託はダメなのか?
  • 自分が購入している投資信託はどうなのか?

結局気になるのってここだと思います。

そこで、楽天証券で積立設定されている上位の投資信託について、その販売会社手数料と2022/9以降のポイント還元率についてまとめてみました。

楽天証券のホームページで一覧のPDFがあったんですが、量が多すぎて探しづらかったので、代表的なところだけピックアップしました。

これを見ると、S&P500、全米株式、全世界株式といった代表的なインデックスファンドは、販売会社手数料が0.03%〜0.05%くらいだったので、余裕で全滅でした。

オマケで最近話題のレバナスについても見てみたら、レバナスは代表的な2商品はどちらも0.47%程度あったので大丈夫そうでしたね。

なので、いま楽天カードでレバナスを購入している人は、今回の変更は今のところ影響なしになります。

ただ、今後レバナスが手数料を下げる事があれば話は変わってきますね。

販売会社手数料の確認方法

ちなみにこの販売会社手数料の確認方法について、楽天証券の公式サイトで記載がありましたのでご紹介します。

PCとスマートフォンそれぞれの確認方法があったので、参考にしてみて下さい。

単純に管理費用の数字ではなくて、その中の販売会社の手数料項目になります。

ぜひ自分の購入しているファンドについて確認してみて下さい。

楽天カード還元率変更、楽天キャッシュ決済開始後の還元率

次に、楽天カード還元率変更、楽天キャッシュ決済開始後の還元率についてまとめてみました。

2022年8月までの現行の楽天カード決済の場合は、一律100円につき1ポイントという事で話はシンプルですね。

問題は2022年9月以降ですが、仮に「楽天カード」「楽天キャッシュ」併用で10万円投資した場合、楽天カードと楽天キャッシュを合わせた還元率は0.35%になります。

ちょっと渋いですね。

楽天キャッシュ単体なら0.5%還元という事で、他の証券会社のクレカ積立と同水準になるので、もし楽天カード決済の方の還元率が0.2%になりそうなら、楽天キャッシュ決済の方を優先した方が良い事になります。

ユーザーに楽天キャッシュを使って欲しいという楽天さんの狙いが見え隠れしている気がしますね。

いずれにせよ、楽天カード決済の方で購入しているファンドによって優先する決済手段は変わってくるなと思いました。

以上が今回の変更のポイントについてです。

今回の変更への対応

最後に今回の変更への対応についてお話しします。

楽天キャッシュへの抵抗の有無、投資余力、楽天サービスの利用状況など、それぞれの人の状況によって異なると思うので、今回はざっくり2つ紹介します。

①楽天キャッシュに抵抗が無い人

まず一つ目は楽天キャッシュに抵抗がない人のパターンです。

既に楽天系のサービスを使っていて、いわゆる楽天経済圏にお世話になっているので楽天証券は引き続き使いたいという人のイメージですね。

こういう方は、毎月の投資金額によって選択が変わるかなと思いました。

投資金額:~5万円

まず投資金額5万円以下の方の場合は、2022/6以降は楽天キャッシュでの積立に変更し、楽天カードでの積立は止めるのが良いかなと考えました。

理由は、楽天キャッシュなら還元率が0.5%受けられて、楽天カードの0.2%還元率よりも高いので、そちらを優先すべきと思うからですね。

それと、5ヶ月間だけではありますがキャンペーンもあるので、その期間は1.0%還元が受けられるというのもあります。

ただ、既にレバナスなど手数料が高く変更後も1%の還元を受けられる商品を購入している場合は、そのまま楽天カードを継続でいいと思います。

投資金額:5万円~

続いて投資金額が5万円以上の方の場合です

この場合は、2022/6以降は楽天キャッシュでの積立に変更しつつ、他の証券会社のクレカ積立の利用も併せて検討するのが良いと思います。

後ほど一覧もご紹介しますが、今は他社でも還元率が0.5%〜1.0%のクレカ積立サービスが始まっているので、楽天カードでなくともそっちを検討しても良いですね。

楽天カードと楽天キャッシュの併用案

ちなみにですが、楽天カードと楽天キャッシュの併用案として、こういう事もできるかなと思ったのでご紹介します。

  • 楽天カード  :引き続き1.0%還元の手数料の高い投資信託を購入
  • 楽天キャッシュ:楽天カードだと還元率が下がる手数料の低い投資信託を購入

具体例を挙げると、例えば楽天カードで「楽天レバナス」を購入してポイント還元1.0%を受けつつ、楽天キャッシュで「楽天VTI」を購入してポイント還元0.5%を受けるというパターンですね。

もし他社を使わずに楽天証券で最大の還元を受けるのであれば、こういうやり方もあるかなと思いました。

あくまで一例を挙げただけで、レバナスの購入を勧めている訳ではないので、ご理解頂けたらと思います。

②楽天キャッシュを使いたくない!楽天を信じられない!という人

次に、楽天キャッシュなんて使いたくない!もう楽天を信じられない!という方の対応についてです。

最近、楽天は改悪が続いていますし、このクレカ積立が心の拠り所になっていた方もいると思うので、こういう風に感じている方もいらっしゃると思います。

そういう方は、メイン証券の変更を検討するのもありだと思いますね。

例えば、SBI証券でも昨年からクレカ積立サービスが始まって、上限額5万円に対して0.5%のポイント還元があります。

マネックス証券も今年2月下旬からクレカ積立サービスが始まる予定で、上限額5万円に対して1.0%のポイント還元を予定しています。

この様に、単純に還元率で考えたら、他の証券会社の方が旨味がある場合もあります。

ただ、個人的には他社に関しても楽天同様に販売促進の一環としてこういう高い還元率のサービスをしているだけだと思うので、今後どうなるかは分からないと考えています。

そういう部分は認識した上で、他社のサービスの利用を検討するのはアリだと思います。

以上が、今回の変更への対応についてです。

まとめ

まとめです!
今回は、楽天証券の発表内容について解説しました。

色々お話ししちゃったんですが、冒頭にお伝えした私の結論を再掲します。

  • 「楽天カード」の還元率は改悪されるが、「楽天キャッシュ」は還元率0.5%と他の証券会社と同程度、且つCP期間は還元率1.0%のため一旦は静観でよし

  • 楽天カードで手数料の高い投資信託(レバナスなど)を購入して還元率1.0%、楽天キャッシュで手数料の低い投資信託を購入して還元率0.5%を狙うやり方もあり

  • インデックスファンドのみに投資をしたい人は、楽天証券は楽天キャッシュでの積立のみにして、他の証券会社の併用もしくはメイン証券の移行を検討する

今回の発表について調べた率直な感想としては、慌てずに過剰に反応しなくとも良いかなと思いました。

ポイントはあくまでオマケで、証券会社のサービスの本質ってそこじゃないと思いますし、こういうサービスの改悪ってどのサービスでも起こりうるんですよね。

その都度それに振り回されていたら大変なので、木をみて森を見ずにならない様に、トータルのメリットを考えて行動していけば良いかなと思いました。

今回の動画は以上になります。
この動画が何か少しでも皆様の資産形成のお役に立ったら嬉しいです。
最後までご視聴頂きありがとうございました!